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Yoshiyuki Kondo

熾烈な開発競争を
勝ち抜くために、
世界初・世界最高の技術に
挑み続ける。

近藤 佳之
デバイス・プロセス 技術開発
メモリ技術研究所 デバイス技術研究開発センター
2009年度入社/量子理学専攻博士(理学)

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Yoshiyuki Kondo

メモリを高速動作させる
デバイスにフォーカス

私は2016年4月に四日市工場のデバイス技術開発センターに異動になり、次世代メモリ向けのCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor:相補型金属酸化膜半導体)デバイスの開発を手がけています。世界市場はメモリに対し、いっそうの大容量化と高速動作を求めています。いま私がCMOS開発を担当している次世代の3次元フラッシュメモリBiCS FLASH™の例で話すと、大容量化の取り組みのひとつはメモリセルを現在の64層から96層へ、さらにそれ以上へと積み上げていくことです。これに対して動作速度は、メモリセルへのデータの読み書きを行うCMOSコントローラ(回路)の性能によって決まります。そこで、より高速で動作するメモリを実現するために、CMOSの高性能化を追求しているのです。

ひとことで言うと「小さくする」のが大きなテーマです。サイズが小さいほど、動作が速くなるからですが、1点大きな課題があります。BiCS FLASH™の製造プロセスでは、最初に下の層にCMOSデバイスを形成し、その上層にメモリセルを形成します。その結果、メモリセルの積層プロセスで発生する熱負荷が、下層のCMOSに影響を及ぼしてしまうため、CMOSのサイズを縮小するのがとても難しく、創意工夫を重ねているところです。

高い市場要求に、
いちばんに応えたい

入社後、私は一貫してデバイスエンジニアとして業務を行ってきました。最初の7年間は、トンネルトランジスタと呼ばれる、新しい原理で動作する超低消費電力トランジスタの研究開発に従事し、その間、社内でのR&Dにとどまらず、産総研(産業技術総合研究所)との共同開発、また、アメリカ・インディアナ州のノートルダム大学へ1年半の研究留学などを経験することができました。入社以来、最先端の技術研究から新規デバイス開発に取り組んできました。アメリカ留学の成果は、これから論文を投稿することを考えています。

こうしたキャリアに基づいて、現在、量産に近い製品開発であるBiCS FLASH™向けのCMOS開発を進めています。きっと数年後には自分が関わったデバイスが製品化されると、非常に楽しみにしています。
高度な市場要求に応えるものづくりは、世界の競合メーカーとの勝負であり、きわめてコンペティティブな戦いです。どこが先んじて市場要求を満たす製品をつくるか。タイトなスケジュールのなか、性能や製造コストに優れた製品を生み出していくのは大変な反面、これほどエキサイティングな仕事はないと感じています。
なによりデバイスエンジニアは、試作品に最初に針当てをして特性を調べることができます。もしかすると、その時点で世界最高性能のデバイスを、世界で初めて測定・評価できるかもしれないのです。文字通り刺激的な環境に身を置き、熾烈な開発競争を先頭に立ってドライブするミッションを担っているだけに、私は『市場要求にいちばんに応えて、ライバルに勝ちたい。いや勝ってみせる』と肝に銘じて挑戦を続けています。

オールラウンドな技術者を育てる体制

デバイス開発の現場では、数人のグループ単位で業務を進めます。したがって、新入社員の時から、そのひとつのユニットを任されるケースが多く、知識・経験が着実に養われます。同時にデバイス技術には、特性予測・評価・デバイス試作・分析といった多様なスキルが求められるので、プロセスや設計をはじめ他部門のサポートを得ながら、オールラウンドな技術者に成長できます。
社内・社外の勉強会やセミナーへの参加も、希望すれば、ほぼ認めてもらえます。世界と渡り合うメモリメーカーとして長年蓄積されてきたナレッジが、イントラ上にドキュメントとして豊富にアーカイブされているのも、大いに役にたちます。まずは自分で調べて、それでも分からなければ、部署や役職を問わず詳しい人に聞きにいく。誰にでも質問できますし、みなさんフランクに答えてくれます。私自身、今でもさまざまな方から学ぶことが多く、社内の多彩な知恵が成長の支えになっていると肌で感じています。

私が当社を選んだ理由

就職活動の際に、当社で出会った大学の先輩が、親身になって相談に乗ってくれたのがポイントでした。そして、技術研修、OJT、海外研修など教育プログラムが充実していると聞き、「この会社なら、自分を鍛えて伸ばしてくれる」と思って入社を決めました。

学生のみなさんへ

私は物理系専攻で博士課程まで修了し、学位を取得しました。半導体は専門ではないし、「ドクターで入社して活躍できるのか」不安もありましたが、まったくの杞憂でした。電気・電子、機械、物理、化学、情報、バチェラー/マスター/ドクター、新卒入社・キャリア入社と、非常に幅広い人材が集まっているので、出身学部・学科は関係なかったです。さらに新入社員には、先輩のメンターがついて指導してくれます。理工学のほとんどの分野と関連している業界なので、どのような専攻でも活かせますし、それを軸に視野を広げていける場だと思います。

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掲載日/2018年3月1日 ※所属・役職・仕事内容は掲載当時のものです

オフの日の過ごし方

子どもが4歳と2歳でまだ小さいので、休日はもっぱら家族サービスです。名古屋や伊勢志摩、少し足を伸ばして京都、奈良など、毎週のようにドライブを楽しんでいます。

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